あんずとひなたとネーロとビアンコとまゆの日記

みんなの日々の出来事や思ったことを書いてます

世界共通の犬語(^O^)~カーミングシグナル~

こんにちは♪
朝からカンカン照りであつ~い北九州地方です。
今日は仕事が休みだったので、マンション下のドッグランにあんずとひなたを連れて行ってきました。
 
さて、以前からちょくちょく話題にしてきた「カーミングシグナル」、紹介しようと思います。
トゥーリッド・ルーガス著のこの本です。
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犬は人間の言葉は話せないけれど、主にボディランゲージで常に話をしているというのをご存知でしょうか。
そのボディランゲージ(犬語)をカーミングシグナルと言います。
薄い本ですが、内容は濃くて、犬ってこんな風にして自分の意思を伝えているんだというのがわかります。
私は日本語版しか持っていませんが、英語版のほうが良いようです。
犬を飼っている方は読んでみるといいです。
しかも・・・犬語って世界共通なんですよ!
私も何度もこの本に載っているカーミングシグナルを出すあんずとひなちゃんを見てきました。
自分の犬が、何を言おうとしているか分かると嬉しいものです。
 
この本から少しだけ、印象に残った文章をご紹介します。
『シグナルとはどういったものなのでしょう?犬との日常を思い浮かべてください。あなたは、朝、不機嫌に目覚め、少しいらついた声であっちへ行けと言います。犬は顔を横に向け、すばやく自分の鼻先を舐めるでしょう。
あなたは、洋服を着替え、玄関に向かいます。犬が喜んで近づいて来て、あなたの周りをうろつきます。
あなたは、犬にオスワリを命じます。その声のトーンで、犬はオスワリをする前にアクビをします。
あなたが玄関から出ると、犬が少し引っ張るので、リードをグイっと引き戻すと、犬はあなたに背中を向け、地面に鼻をつけるでしょう。
公園で数分間犬を自由にしていましたが、時計を見ると、もう戻らなければいけない時間です。
あなたは犬を呼びます。少し声にストレスがかかっていませんか?
犬はあなたのほうにカーブを描きながらゆっくりとやってきます。あなたは、犬があなたに対する嫌がらせをしているのだと思い、犬に怒鳴ります。
犬は地面の匂いを嗅ぎ、さらに大きなカーブを描き、あなたから目をそらします。やっとあなたのところへ戻ってきましたが、あなたは犬を叱るだけでなく、体を揺さぶります。犬は、あなたから顔をそむけ、鼻を舐めたりアクビをするでしょう。
これは朝のほんの一部の出来事です。このように丸一日の解説をし、犬が毎回シグナルを使って、あなたを落ち着かせようとしている様子をお伝えすることもできます。起きている間は、犬は我々と同じように、“会話”をしているのです』
この文章の中の犬がとった行動(鼻を舐める、カーブを描いて歩く、地面を嗅ぐ、アクビをする、目をそらす、顔をそむける)などはシグナルです。
それが詳しく載っていて、オススメの本ですからぜひ読んでみてね~
 
ちなみに・・・私の過去記事お座りできるようになりましたでは、あんずがシグナルを出しています。
何気ない日常の動画に見えますが、私がフセと言った時、あんずは顔を横にそらし、「嫌だ」と言っています。
つまんないし嫌だけど、あんずは私に付き合ってくれているのです。
それがその頃の私にはわかってないんですね~
ひなちゃんは子犬なのでシグナルを出してないと思うかもしれませんが、フセと言ったあと首をかいてますね。
短時間だし偶然かもしれませんが、おやつが欲しいのにオスワリさせられてストレスを感じていることは確かです。
生後10日くらいの子犬でも、持ちあげるとアクビをするそうで、成犬ほどたくさんのシグナルを使えない子犬が唯一できるものだそうです。
このように、「嫌だ」、「怒らないで、落ち着いてよ」などのシグナルを私たちに向けて発信しているのです。
他にも、犬同士の挨拶や「敵意はありませんよ」、「ケンカの仲裁」など、数々のシグナルがあります。
親元に長くいたひなちゃんは、このシグナルをあんずよりも多く使います。
例えば公園で他の犬に会った時、フセをして待ちます。その後相手が近づいてくると走り寄り、匂いを嗅ぎ合って別れます。
「敵意はありませんよ」にも、顔をそむけてまるで相手がいないかのように振る舞う(同じ顔をそむける行為でも、状況により意味合いが違うことに注意)、フセ、お腹を見せて寝転ぶなど、段階があります。
ひなちゃんは、フセをして相手に強いシグナルを送ります。
 
また、他の犬がガウガウになると素早く間に割って入り、仲裁のようなことをします。
最初は自分も仲間に入りたいだけかと思って見ていましたが、他の飼い主さんが「ひなちゃんはうちの子を守ってくれるのね」と言いました。
一度だけでなく、ガウガウになる度にやっていたので、ちゃんと意味のある行動なのだとわかりました。
あんずは、数少ないお友達に会った時(笑)、おじぎをするように首を上下に上げ下げ(おじぎ)しながらカーブを描いてゆっくりと近づきます。
犬は、真正面から近づいてくるものを嫌います。これも知りませんでした。
「あら~かわいいわね~」と言いながら、真正面からズンズン歩いて来て、真正面から顔を覗き込み、頭をなでようとする人には、あんずもひなちゃんも顔をそむけてまばたきしながら自分の鼻を舐め、我慢するか、逃げられる状況なら逃げてしまいます。
だいたいのわんこがこういう反応をします。
 
最後に、人間ができる犬への挨拶をひとつご紹介。
先日ショッピングモールに行った時、ドーベルマン君を見かけました。
大人しく飼い主さんの後ろに立っていたので、私はまばたきをしながら顔と体を横にそむけ、自分の唇を舐めました。
ドーベルマン君は私の顔をじ~っと見つめたあと、ゆっくり私に近づいて、私の手を舐めたあと飼い主さんのそばに戻りました。
挨拶を返す、という行動のようです。
犬の挨拶はこのようにサラッとしたものみたいです。
このあとむやみに触ったりすると嫌われるので気をつけなければいけませんね。
犬好きな私としては触りたいんだけど~我慢我慢。
 
文章だらけになったけど、犬の言葉を理解するのは楽しいですよ~!
いつもの散歩やいつものしぐさが少し違ったものに映るかもしれません
 
※呼び戻しの練習がつまんなくてシグナルを出すひなちゃん。
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