あんずとひなたとネーロとビアンコとまゆの日記

みんなの日々の出来事や思ったことを書いてます

くまちゃんの途中経過

こんばんは。

今日、お昼過ぎにくまちゃんを保護するために出かけました。
結論から言うと、保護できませんでした。
薬が効かない。
たくさん飲んでいるにもかかわらず、眠たくはなるようだけど走って逃げる元気がある。
がっくり落ち込んで帰宅しました。早く保護しなければ。

実は昨日の夕方、警察がくまを捕獲しに来ていたとわん友さんから連絡がありました。
散歩に来ていたわんことくまがケンカをし、飼い主さんが「野犬が徘徊しているから捕まえてほしい」と110番通報したようです。
警察がかけつけましたが、くまは怖かったのか山から出て来ず、捕獲には至らなかったとのこと。
目撃した人の話では、くまは自分から向かって行ったのではなく応戦しただけとのことでした。
未去勢のオスとは合わないようです。

警察には私から電話し、これまでの経緯と保護する計画があることをお話しておきました。
「そんな事情だったんですか。野犬と聞くと、人に飛びかかり危害をくわえる危険な犬だと思っていた。保護できるといいですね」と一応納得してくれましたが、「市民から通報があればまた動かざるを得ないんです」というお返事でした。

早速獣医さんに報告し、薬(錠剤)の効きが悪かったので、次回は注射薬を経口投与してみてはとアドバイスをもらいました。
また、別に、保護犬猫を多数診ている獣医さんにも事情を話して知恵をもらえないかと打診しています。

通報されて警察が来たりしている以上、失敗は繰り返せません。
確実に捕まえる方法を取らなければと焦っています。
また明日、別の獣医さんからの返事も聞けるので、それに期待したいと思います。

くまを心配する方は公園に何人もやってきます。
「お薬代、かかってるんでしょう。お手伝いするから遠慮なく言ってね」とあたたかい言葉を掛けてくださいました。

同じ愛犬家でも、野良には厳しい対応の人もいます。
ミックスの汚い野良犬は、自分が飼っている犬とは全く違った生き物であるかのような扱いです。
確かに、知らない犬が放浪していたら不安にもなるでしょう。
くまには弁護してくれる人(飼い主)がいないので、「咬まれた」と言われれば「咬み犬」になるし、「野犬」と言われれば「野犬」になるんです。

最近福岡では「ペットは家族!」をウリにしたマンションのCMが流れていますが、ペットになれないくまは誰の家族でもないし、消えて(処分されて)いなくなっても誰も困らないんですよね。
同じ犬なのにと思うと何とも歯がゆいです。

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今日撮った写真。

出かける前にひなちゃんとお散歩。

お留守番してもらうから、少し長めにお散歩しました。










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薬を飲ませた直後のくま。

右前足を持ち上げて、面白い座り方してました。













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前足の怪我が痛々しいです。

ぐるっとワイヤーの痕がつき、皮が剥がれて肉が見えてます。

自分で舐めて少しずつ良くなってますが、抗生物質も飲ませたらもっと早く治るかな・・・。







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あんずも、くまが眠たくなるのを見守ります。

あんずのほうが眠そうだった(暇だったから 笑)












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眠くなってうつらうつらするくま。

しか~し!
これ以上近づくとすっくと立ち上がり、ダダっと走って逃げる・・・。

強靭な肉体&精神力のくまなのでした。







ここは園児たちがお泊まりする施設があるんですが、施設の先生方にも保護する計画をお話した所、「怪我して可哀想だと思ってたんですよ。早く保護できるといいですね」とおっしゃいました。
くまは「邪魔者」と思われているかと不安でしたが、心配されていたようです。
捕まるまいと必死なくまの気持ちをよそに、いろんな人が、くまを見守っています。