あんずとひなたとネーロとビアンコとまゆの日記

みんなの日々の出来事や思ったことを書いてます

「うん」という返事

こんにちわん(^○^)

今日もちょっとだけ、カウンセリング関連の記事を。

あんずとひなちゃんのシャンプーの予約をしようと思ってお店に電話をかけたところ、電話に出たお姉さんが「うん、うん、あんずちゃんとひなたちゃんですね、うん、はいはーい、お待ちしておりま〜す」という話し方だった。

その方とは多分今までにも話したことがあるし、気分を害したわけではないけど、思い出してしまった。

 

それは遠い遠い昔(笑)、私が最初の会社に勤めていた時、新人研修というか、マナー接遇を教えていた頃。

私が社会人になった20年前はマナー研修なんてあんまり聞いたこと無くて、私は専門学校の医療事務科で保険点数と解剖学をちょっと勉強して、秘書科でビジネス文書とマナーを習っていました。

就職して数年経ち、「お局的存在」になった私は、先輩として後輩にマナー接遇を教えるのが当たり前になりました。

当然、後輩が出来ていないと先輩の教育がなってないと言われるわけで。

新しいビルで綺麗な会社だったけど、古い体質だったな〜。

気に入らないと居づらくさせて辞めさせるパターン・・・あ、話がそれましたが。

 

私は「うん」という返事は適切ではない、と教えていました。

これは私が育った家がそうだったというのもあるけれど、親にうんという返事をすると「返事は『はい』だ!」怒られることがあったから(親の機嫌によって怒られるときとそうでない時がある)。

会社で若い子に教える立場の人はその難しさをひしひしと感じていると思うけど、人から習うことよりも、人に教えることのほうがずっと難しい。

その理由まで考えて教えないといけないからね。

私が勤めていたのは内科のクリニックなので、お客様は患者様なんだけど、学校を出てきたばかりの子達の中には、まるで友達と話すかのように馴れ馴れしく患者さんに話しかけたり「うん、うん」と返事をする子がいた。

親しみやすさと馴れ馴れしさは紙一重である。

まして若い子からそんな返事をされると気分が悪い人もいると思う。

面白い同期の子がいたっけ。

さすがに同期の子にまで教えたりしなかったけど、患者さんに向かって「お耳の検査しますね」と言うのはOKだと思う。

でも「お目目の検査しますね」は違うと思う。

院長から「正しい言い方を教えておいて」と言われなくて良かったと思ったのを今でも覚えている。また話がそれましたが。

 

教えながらもう一歩、深く考えたりしていた。

「うんうん」と言われ親しみを感じ、急に距離を縮めてくる相手もいるということ。

仕事ではなくて、友達や異性として仲良くなりたい時には距離を縮められるいい方法かも知れない。

でもやはり一定の距離を保ちたい場合は「はい」が有効であると思う。

私は、人と話す時は返事は「はい」だし、丁寧語「ですます」を崩さないようにしている(家族は別)。

比較的仲の良い人ともだし、他のカウンセラー達との関係においてもいわゆる「タメ口」は使わない。だいたい「タメ」がいない。

でもたとえ同い年の人がいたとしても、「はい」と「ですます」でいくと思う。

それがちょうど良い距離感だと感じているからである。

私がもっと歳をとって周りが若い人ばかりになったらまた考え方も変わるかもしれないけど、今はそう思う。

習っていた時も教えていた時も、いい思い出。

 

⭐︎おまけ⭐︎

おもちゃの取り合いにならないちょうど良い距離。

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