あんずとひなたとネーロとビアンコとまゆの日記

みんなの日々の出来事や思ったことを書いてます

関係なさそうなことから話し始める

こんにちわん(^○^)

今日は天気が良くて、カメラ散歩日和です。

とか言いつつ、忘れて出かけてしまうんだけども。

 今日は久しぶりにカウンセリング関連の記事。

 

火曜日は陶芸教室の日で、帰ってすぐにいつもの緑地公園に行きました。

ひなちゃんを連れて歩いていると、「ピィ〜ピィ〜!」と口笛が聞こえました。

近くに住んでいる和犬ミックスの男の子と、その飼い主のお父さんです。

お父さんはひなちゃんのことを不用意に「おいでおいで」と呼ぶのです。

でもその子とひなちゃんは、犬猿のというか犬犬の仲なの。

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呼んでるのが見えたけど、「あ、めんどくさいのが来た(失礼)」と思ってしまい、くるりと方向を変えて歩き出した時、結構な速さで追いついてきた(驚)

 

片手でおいでおいでをしながら、「こっちおいで」と呼ぶお父さん。

これまで、おいでと言われひなちゃんが近づいたら、その子とガウガウ!!

何度言い合ったことか。

おまけに私が風邪をひいたりしていてもお構いなしなので、「ガウガウして引っ張られたら私がきついから😷、呼ばなくていいから」ときっぱり断ったこともありました。

 

強い犬が好きで、この犬はウリ坊を仕留めたとか、イタチを殺したとかいう話題を持ち出すところもなんか嫌なのです。

この日も、「この間ハクビシンを仕留めた!」と言ってきました。

バーベキューの痛手がまだ残っていた私はちょっと疲れていたので、「へ〜、ふ〜ん、ハクビシンとかこの辺にいるんですね」と適当な相槌を打ってお父さんとは逆の方向に帰ろうとしました。

 

するとお父さん、ひなちゃんを「こっちから帰ろう」と呼ぶのです。

また・・・と思いながらも、喧嘩にならない程度の距離を保ちながら仕方なく歩いていたら、「やっとちゃんと散歩してやったんよ。病院に入っとったから」と言いました。

心臓の検査で2週間入院していたこと、その結果、近々手術をすることが決まったこと、お金がかかるから大変だということ、犬の散歩は家族がしてくれるけど、歩く距離が短いから便秘になってしまって可哀想だということを歩きながら聞きました。

「奥さんや娘さんも心配でしょうね」と言ったら、「人ごとよ、なんも心配しとらん」とちょっと寂しげな返事。

 

ああ、このことを話したくて急いで追いついて来たんだと思いました。

「手術となると緊張しますね。心配事があると、夜も寝られんもんね」と言うと、

「もともと寝られんたちで余計寝られんのよ」と言って困った顔で笑いました。

検査入院も辛かったとこぼしてた。

ひとしきり聴いたら日が暮れてきたので、「ではまた」と言って別れました。

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聴きながらつい分析してしまうのだけれども、話したい内容とは関係なさそうなことから話し始める人は多い。

話を聴いてくれそうな相手かどうかを判断しているとか、一見、関係ない話に見えてもよく聴いてみるとどこかで繋がっているとか。

この場合、「ハクビシンを仕留めた話」は、私にとってはいつもの「無駄な殺生の話」と思ったけど、お父さんにとっては退院してやっと満足な散歩をしてやれたという話だったのね。

一番話したかったことは今後の手術のことなんだろうけど、とても不安なんだろうな。「きっとうまくいくよ」とか「元気出してね」などの声かけはしませんでした。

「早く治して散歩してあげんとね」と言いそうになったけど、ただ聴きました。

前向きな言葉でも、本人にとっては余計な重荷かもしれないので。

 

⭐︎おまけ⭐︎

草刈りが終わった緑地を歩くあんず。

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あんずのうんちを拾っていたら袋が破れていて、素手で拾い集めていたことにショックな主人。

公園の水道までこの姿勢のまま歩いて行った(笑)

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