こんにちは。
今朝は天気が良くて、ひなちゃんと川沿いとぐるっと歩きました。
あんずもいつもより匂い嗅ぎが忙しそうでした。
月曜に偶然ビアンコくんのおしっこが取れたので、
病院に持って行って検査してもらったりしました。
結果はそれほど変わってなくて、おしっこのpHを下げるために
療法食を続けましょうとのことでした。
ところで、忙しくしていたせいなのか、眠れない日があったせいか、
急に歯茎が腫れちゃって、歯医者さんに行きました。
半年毎に歯石とりに来てくださいと言われていたものの、
ついつい時間が経って、前回の定期検診から1年近く経っていました。
シェーグレン症候群(目や口、肌が乾く)があるせいか、
その全部なのかはっきりとは分からないけど、
疲れたりストレスがかかったりすると歯茎が腫れることはちょくちょくありました。
なので痛むときはその都度、定期検診も半年毎とはいかないまでも、
年に1回は必ず受けていました。
そこで以前かかった歯医者さんに行きました。
スタッフさんはにこやかだったけれど、
先生は座るなり「半年毎に来ないからこうなるんですよ」と言いました。
んっ?なんか機嫌が悪そうだぞ。
私としては、「それ見たことか」と言われた気がしました。
「今日の治療は痛いですか?」と尋ねたら、それも気に入らなかったらしく、
「痛いとか痛くないとかの問題ではない」との返事。
患者にとって、痛いか痛くないかは大問題だと思う。
首まで痛みが広がっていたので、「首も痛くて」と言うと、
「あれこれ言われてもね、一番痛いところを治療しますから」と言われました。
どこが痛いですかと聞かれたから答えたのに、と悲しくなりました。
こういう時、むっとしながらも冷静に分析をしてしまう自分がいます。
患者さんによっては、「もういいです」と立腹し、
席を立って「2度と来ない」と宣言する人もいるかもしれません。
私は、あれ?こんな先生だったっけ?とまず思いました。
マスクの向こうで、ボソボソと話し聞き取りにくさはあるものの、
物静かな先生だったと記憶していました。
私が三叉神経痛で受診したときもよく診てくれたし、
前歯を治療したときは綺麗にしてもらったので喜んでお礼を言ったところ、
「そう言っていただけると・・・」と先生も嬉しそうにしていました。
振り返り、先生の顔を見ると、白髪だらけのぼさぼさ髪で変わり果てた容姿でした。
確かに同じ先生なのだけど、前は真っ黒な髪でもうちょっとちゃんとしてたような。
先生は、仕事やプライベートで何かあったのかもと思うことにしました(笑)
今日も行くから、よく観察してみよう。
行きたくないなと思っていたけど、観察したいという気持ちが出てきました。
カウンセラーとしての(拙い)経験がそうさせるのだけど、
正論を振りかざしていては、相手の心には響かないものです。
みんないろんな事情を抱えて生活しているし、私だって忙しい。
特に最近はビアンコくんを心配して私も疲れてた。
先生の言うことは正論だと思うけど、はたしてどれだけの人が定期的に、
痛くもないのに歯科に行くだろうか。
痛みを抱えて受診している患者に「それ見たことか」というような発言は
精神的な痛みを増幅させると思うし、医療従事者としてどうかと思う。
さらに、「どうしてちゃんと来なかったの」というような、
『今聞いてもどうしようもない質問』をする時点で、
自分を見失っていると分析せざるを得ない。
そう言われたら、患者は「すみません」と言うしかない。
私は「すみません」と言わなかった。
謝る場ではないと思ったからだ。
今回のような経験をすると、私が勤めていた内科クリニックの先生は
人間ができていたなと改めて思う。
私たち職員には厳しい言葉もあったが、
患者さんに嫌な思いをさせる先生ではなかったし、
感情の機微に繊細に対応することの重要さを教えてくれた。
さて、この何かあったのかもしれない先生は、
私にとって尊敬できる先生ではなくなってしまったけど、
今から行って下の歯の歯石とりです。
今日の先生はどんな感じなのか、見てきます。
硬いおやつをボリボリ食べるひなちゃん、羨ましいぞ~!