あんずとひなたとネーロとビアンコとまゆの日記

みんなの日々の出来事や思ったことを書いてます

嬉しいこと

こんばんは♪
 
今日は嬉しいことが二つありました。
一つ目は、数年前から勉強していた友達(男の子)が、見事司法書士試験に合格したこと。
ついさっき「受かってた~!」の連絡をもらいました。
友達といっても、私よりも若くまだ27歳です。
彼は中学時代になぜかグレてしまい、成績はよかったのに高校を辞めてしまいました。
グレた理由は、特に無かったんだとか。でもグレちゃったんだって
窃盗などで何回も警察にご厄介になったし、ご両親も何度も学校に呼ばれたとか。
高校を退学になり家を出て、アルバイトやトラック運転手、パチンコ屋店員を経て、ふと思い立ち実家に帰り勉強を始めました。
一日8時間以上勉強していました。
彼が私に言ったこと。
「自分が迷惑をかけていた時、母親がうつ病の薬を飲んでいたことを最近知った。
散々迷惑かけたのに、勉強したいなら帰ってくればと言ってくれた。
親ってすごいですね。自分にはできないと思った」
 
自分の気持ちを言葉にするのが苦手でくちべたな子ですが、親に感謝していることが充分わかる言葉でした。
勉強が一段落すると、工場で働いていました。
これから研修を経て司法書士として働くのでしょう。
試験、ダメだったかもしれないと受験直後に電話をくれた声と違って、とても弾んでいました。
 
二つ目に嬉しかったことは、私のクライエント(相談者)に、「私の面談は長いけど、負担になっていませんか」と聞いたら、「こんなに話を聞いてもらったこと、今までありません」と言われたこと。
カウンセラーは、基本的に相づち程度で自分の意見を言わず、クライエントの話を聴きます。
質問したいことがあればしますが、話したいことが次から次に出てくるその人の話をずっと聴いていました。
気付いたら2時間経っていて(本来こんなに長くしてはいけない。だいたい50分と決まっている)、こんなに話をさせてはクライエントの負担になると思いました(気付くのが遅い)。
そして、聴く方も疲れます。
「傾聴」というのをご存知でしょうか。
心を傾けて聴くということを意味します。
その際、「無条件の肯定的配慮」を心掛けないといけません。
これは、その人が間違った価値観を持っていたり間違ったことを言っていても、それを否定しないということです。
犯罪を犯した人にもです。
実際に少年院などでも同じようなカウンセリングが行われています。
もちろん、自分の価値観もありますから、共感できない部分もありますが、それはどこかに置いておきます。
そうやって、クライエントが話すことにより自分自身を振り返る機会をつくるのがカウンセリングなんだと・・・思う(自信なさげ)。
前回の記事で、カウンセリングとは専門的なようでそうでないと書きましたが、ちゃんと説明するとこうなります。
いちいち言葉にするとなんだか難しく聞こえますね(汗)。
人の話をじっと聴くだけでも疲れますが、カウンセラーの基本的態度をきっちり守るととっても疲れます。
そのクライエントは、話の最後に
「正直、いろんなことがどうでもよかった。だって、私がどんなに頑張っても、どうせ誰も認めてくれないもの。
だからどうでもよくなって、自暴自棄になっていた。
でも、もう一度頑張ってみようと思った」と言ったのです。
そして涙ぐんでいました。
私は「最初はそんな気持ちでいたんですね。お役に立てたならよかったです」と答えましたが、いつからそう思うようになったのか、私のどんな態度がそう思わせたのか、ちゃんとは分かっていないのです
でも疲れが飛ぶほど嬉しかった。
以前、「カウンセラーがうまくいったと思うカウンセリングは、うまくいってないことが多い」と何かで読みました。
まさにその通りなんだなぁ・・・。
私はそのクライエントの気持ちの変化に気付かなかった・・・結果クライエントに良い変化があればいいんだけど・・・うまくいったと思ったことがありません。
それでいいのか?と思ったりもするけど。
でもよかったかな
 
明日はあんずとひなたの記事書きま~す\(^o^)/